<ネタバレ>ハッピー・エンディングのはずなのに、何故か悲しげな演出は恋愛 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ハッピー・エンディングのはずなのに、何故か悲しげな演出は恋愛の本質をついていて、胸が苦しい。
2人でいるときほど孤独な時間はない。結局この人はいつ離れてもおかしくない、あかの他人であることを思い知らされる。結婚が約束の地でないのはミュージワック夫妻を見るまでもない。想いの強さに正比例して絶望は深くなる。
「物悲しげなセックス」は彼女が彼に本気な証拠でしょ?
全てを忘れてしまったはずなのに、2人は再びめぐり合い、恋に落ちる。
記憶がないからといって、人間の本性が変わるわけじゃない。彼はまた彼女を誤解し迷うだろうし、彼女はまた迷う彼を苦々し思い、彼の見解に傷つくだろう。
わかりあう日なんて本当は来ないのかも。それでもこの2人が幸せになったらいいのに。