<ネタバレ>ホラーで始まっていながら途中からファンタジー方面に行っちゃう .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ホラーで始まっていながら途中からファンタジー方面に行っちゃうので、こちらの心構えがちょっと狂う。没にしたアイデアに復讐される作家って設定は面白いんだから、それだけで押していっても良かったんじゃないか。それを“見捨てられたものたちの怨念の世界”に広げて、西洋風のゾンビみたいのまで出しちゃうのはもったいない。とはいえCGで造り出したいくつかの世界は魅力的だった。暗く深い路地・廃遊園地・冥界の図書室・中継点の宙に浮かぶもの。活劇よりも、見捨てられたもののうらぶれた哀しみを出す静かな場面で、CGが効果的に使われていた。