<ネタバレ>テルーの歌も含めて、二人の心がやがてほどけていく流れは良かっ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>テルーの歌も含めて、二人の心がやがてほどけていく流れは良かったと思うのですが、
最初の侍従さんの世界説明に始まって、いかんせん台詞説明で解決しようとしすぎ(なわりに結果よくわからない)と感じた。せっかくアニメなんだから、映像で見たい。
別に哲学的で淡々とした映画が悪いという訳ではなく、それならそれではっとするような美しいシーンをはさむとか、ほのぼのするシーンをはさむとか、考えさせられるテーマがあるとか、何かやっぱり観ている側としては画面にひきつけられ続ける起伏が欲しい。
そして、この映画をして『ゲド戦記』としてしまって良かったのか疑問です。エンドロールのキャスト一覧で「ハイタカ(ゲド)」とだけ書かれても困る。
「アレンの旅 ~『ゲド戦記』より~」くらいなら納得できたかもしれない。
しかし何と言っても私が一番がっかりしたのは、縛られていたテルーの手首の傷が、次のコマではあっさり消えてなくなっていたこと。そういうのが大事なのに~。