何と言うか、気分が軽くなるような作品ではないものの、とても重 .. >(続きを読む)
何と言うか、気分が軽くなるような作品ではないものの、とても重厚でいて、いかにもイングマール・ベルイマンらしい作品だ。
「夫婦喧嘩は猫も食わない」というが、前半は夫婦喧嘩のシーンばかりで、正直嫌気がさした。
しかし、観進めて行くうちに、そんな単純な内容でないことに気付かされた。
夫婦というより、一組の男女の生き様をあらゆる方向から描いた力作だったのだ。
まさに凄い考察力。
ベルイマンの凄さを再認識した作品となった。