まさしく“痴人”な愛のオハナシ。
周りからどんなにアホと言 .. >(続きを読む)
まさしく“痴人”な愛のオハナシ。
周りからどんなにアホと言われようとも、相手を好きになってしまったら、とにかく執着。
そんな“痴人”な方の顛末を描いた古き名画だ。
一度ひどい仕打ちを受けたのに、嫌いになりそうなところを、嫌いにならない。
その気持ち、分かるような気もするけど、分からない気もする。
愛しているからこそ、どんなことされても愛さずにはいられないのかもしれない。
けど、私だったら、どんなに愛していても、“100年の恋も冷める”じゃないけど、嫌いどころか、“可愛さ余って憎さ百倍”ごとく憎しみさえも感じることだろう。
1930年代の作品にしては、普通に最後まで楽しめたんだけど、細かい部分を言えばツッコミどころも多い。
しかし、だからこそ逆に愛嬌のある作品に仕上がっている気がするのだ。