誰が誰を好きだの、誰が誰と結婚したいだのと、何人もの男女の中 .. >(続きを読む)
誰が誰を好きだの、誰が誰と結婚したいだのと、何人もの男女の中で巻き起こる喜劇的内容は、なかなか良くできている。
特に、三國連太郎が愛を打ち明けるシーンは、緊張感がみなぎり、傑出したシーンとなっている。
だが、しかし、交錯する愛のお話っていうだけで、それ以上がない。
喜劇としても中途半端だし、愛憎劇とは言えないし、かといって家族愛を描いた感動作でもない。
脚本的にはとても良くできているし、複雑な話をよくまとめた感はあるが、いかんせん全ての要素が中途半端になってしまっているのがイタイ。