<ネタバレ>チャンネルNECOにて放映された作品。
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<ネタバレ>チャンネルNECOにて放映された作品。
映画的に評価すると、ダメダメなのだが、どうも単純に切って落とせない魅力がある。
それはメッセージ性の強さだろうか。
人を愛することの大切さ、重み、そんなメッセージがビシビシと伝わってくる。
「最愛の伴侶と、その娘のためなら何でもできる」。こんな感じのセリフが出てくる。これには心に沁みた。
ありきたりな言葉ではあるけれど、だけど、心に沁みた。
こういう素直な作品って、ここ最近の邦画にはない味で、そういう意味で、高く評価したい。
それにしても、チャンネルNECOって、こういう誰も観てなさそうな、誰も興味持たなそうな、それでいてキラリと光る部分をもった作品をたまにポツポツと放映してくれる変わりモンなチャンネルだなぁ、と感心したのだか、バカにしたのだか。
でも、どうなんだろ。
あの看護婦さん(今井陽子)、綺麗すぎやしないか?
あれがブサイクな看護婦さんなら、信憑性があったんだろうけど、あそこまで綺麗でスタイルいいと、どうも光石研のヨコシマな気持ちを疑いたくなる。
大体、光石研が冴えないお父さんで、しかも良い人ってのがムリがある。
そういったリアリティが欠如しているキャスティングには非常な疑問を感じた。
映画的には欠点だらけの本作だが、だけど、愛すべき小品である。
そして、こんな作品を放映に踏み切ったチャンネルNECOも、欠点だらけだが愛すべきチャンネルである。