これって、観ている最中は何とも思わないのだが、観終えた後、じ .. >(続きを読む)
これって、観ている最中は何とも思わないのだが、観終えた後、じんわりくるような不思議な魅力を持った作品だ。
監督のイジー・メンツェルの作品は、なかなか観る機会がないので、わくわくしながら鑑賞した。
この監督ならではの、不思議な余韻を残す独特の味わいは、他に類をみない。
楽しい作品ではないが、記憶に残るであろう作品。
戦時下で思春期を過ごすと、こうなるのかなぁ、と何だか哀愁さえ感じさせるのは見事。
それでいて、どの時代の若者にも通ずる、普遍的な思春期の悩みを描いているのが、これまた凄い。