<ネタバレ>第1部からのつなぎ方が良かっただけに、この第2部はやや不満。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>第1部からのつなぎ方が良かっただけに、この第2部はやや不満。
仲代達矢は奮闘するが、組織内で権力が無いがために、不遇な運命をたどる。
それ自体はしっかりと描けていたとは思うが、それを描くためだけに第2部として丸々時間を割く必要があったかどうかは微妙なところ。
第1部では冷徹ながらも、厳しい軍人として一本筋が通っているように見えた安部徹が、この第2部では、ただ残忍なだけの軍人として描かれている辺り、違和感をおぼえた。
ラストで夫婦が砂丘で再会し、抱き合う場面は救われた気持ちにはなるが、召集令状がきていて、将来に暗雲が立ちこめているだけに、どうもスッキリとした気分までにはなれない。
次につながっていく高揚を感じた第1部に比べると、この第2部は全体的に中途半端で、中だるみの感が否めない気がする。