エロチシズムを安っぽい濡れ場でみせることなく巧く描いている。 .. >(続きを読む)
エロチシズムを安っぽい濡れ場でみせることなく巧く描いている。
最近の邦画をみると、「とりあえずベッドシーンを入れておこう」といった安易な演出、安易なエロシーンが多く、レベルが低いと感じる。
しかし本作には、そのような稚拙で安易な演出はなく、光の加減や足袋などを映すことによって絶妙に描いている。
山本富士子と上原謙は、両者とも完璧な演技をみせてくれる。
ただし、不倫というテーマはやや苦手なので、その辺が少しひっかかった。