<ネタバレ>全体的にテンポもいいし、リズムもいいし、殺陣も勢いがあってい .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>全体的にテンポもいいし、リズムもいいし、殺陣も勢いがあっていい。スタイリッシュな殺し方、スピードや間や形が相変わらずかっこいい。あと座頭市の最後の秘密、これはオリジナルでしたねぇ。思わずそうきたかと。普通にひとつの作品として面白い。
シナリオもわかりやすい。ただし薄っぺら。もっとも、タケシ作品のシナリオにけちをつけようと思えばいくらでもつけられるけど、タケシの作品なんでしょうがない。そのかわり雰囲気とか流れとかスピードとかユーモアがちりばめられている。無法松とタカはやりすぎだった。軍団の面倒を見すぎ。作品に悪影響。
あとイントロの農作業のダンス化は新鮮だったけど最後のタップダンスは正直言っていらなかった。日常と非日常の差は微差にしておいたほうが、この作品のテイストにはあってる。
北野武は、ある程度制約条件があるほうがいい作品を作るのかもしれない。
時代劇に限らず、文学の古典名作を翻案する形で脚本を作れば、案外いいものができそうな予感。
まだまだ才能を出し切ってないと思う。
初期の才能はソナチネで出し切ったけど、座頭市を見る限りにおいてはまだまだ新しい才能が眠ってるような気がした。才能ののりしろを感じた
アウトレイジでは有名役者を使い始めたけど、シナリオの外注など、さらにレベルアップしてみて欲しい。
タケシテイストはタケシにしか出せないのだから。
そうそう、この映画について。
勝新太郎の真似ではないかといわれないようなものを作ったというのが武監督の弁。
まさにその通りの内容だった。このシナリオを勝がやったr、勝の自己否定につながる。
確かに、タケシオリジナルの座頭市でした。
この部分についてはネタバレはしないでおきますが、太鼓判を押します。[良:1票]