まずは「松竹らしい一本」ですね。
東宝系の派手な戦争映 .. >(続きを読む)
まずは「松竹らしい一本」ですね。
東宝系の派手な戦争映画と違って、人間的であり日常的であり、時代考証・訓練考証も緻密でした。
上野樹里ちゃんはちょっと現代的過ぎるかな~とも思いましたが女性の大学進学率2%以下の時代の女子大生は、これぐらいハッキリとした人もいたかもしれないですね。
樹里ちゃんがいなかったらかなり暗い映画になっていたと思います。
彼女のたくましさが救いです。
実際の回天搭乗員の方々は東大・京大・慶應・九大・中大と学徒の中でも選りすぐりの人材として選抜されており、攻撃作戦の戦果より「軍神としての資格」も問われる選抜であったようです。一般の学徒兵とは違った使命感と不思議な冷静さは、彼らの残した遺書・日記等をお読みいただけるとお解りいただけるかと思います。
この映画の後は「人間魚雷・回天」も・・是非!