<ネタバレ>いや、面白かった。
オゾンならではの切れ味ある場面もあり、 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>いや、面白かった。
オゾンならではの切れ味ある場面もあり、ブルジョアコメディとして上質。
オゾンがこのような映画を?と驚かれる方もあるかもしれないが、
いやいや「8人の女たち」というミュージカルも撮っている監督なのだ。
僕が興味深かったのは、「シェルブールの雨傘」で清純な娘を演じた
ドヌーブがそのあと「昼顔」という淫売な女性を演じてしまった映画史的事件。
実はオゾンの女性不信もここから始まったのではないか?だからこその、この映画ではないか?
とニヤリとしてしまった。(違うかもしれんけどね(笑))
この映画でもそこがきちんと演出されてる・・と思う。
薄靄の光の中でまばゆいばかりのきれいな女性が車を降りてきて、
次の場面ははげしいHなシーンである。
こんなえげつない演出は、やはりオゾンならでは?
最後の夫のセリフが泣ける。
妻(ドヌーブ)は飾り壺ではあるが、中身が空じゃない、と言わせるのだから。