<ネタバレ>素晴らしい!
光、影、霧、ロシア人の顔のアップ、哲学的な台 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>素晴らしい!
光、影、霧、ロシア人の顔のアップ、哲学的な台詞そして、とりわけ、水の描写。
映像詩人タルコフスキーの傑作である。
(実際、昔、ロシアあたりに隕石、落ちたよね?有名な話だと思うけど・・)
ゾーンは、悟りを開いた者のたどりつける場所のようだ。
こういうテーマで描くって、作家の野心の極みだよね。
そういう映画が、民主主義の映画から出てこないで、ロシアから出てきたのが、興味深い!
あの超名作「2001年」より言ってることが明確であるし、思わせぶりじゃない。
唸るのは、哀しい現実を歌った弟がゾーンに殺され、探しに行った兄が
弟の死を知り、絶望の変わりに、お金持ちになり、自殺してること。
寒いロシアでは、物質文明の楽しみより、人生についてグダグダ語って、酔い潰れちゃう文化なんだろうね。
「崇高な思い」を持って、欲にまみれず、生き抜いたが、死ぬ前にこれで良かったのか、とか言ってるような映画。
深い!