<ネタバレ>コーエン兄弟らしい新感覚フィルム・ノワール。登場人物の誰も事 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>コーエン兄弟らしい新感覚フィルム・ノワール。登場人物の誰も事件の全体像を把握しておらず、些細な勘違いや思い込みから深みに嵌まっていく滑稽さが絶品。また、映像的にも計算され尽くされており、浮気された夫が不貞の妻を襲撃するシーンでの地を這うカメラや、片手を封じられた探偵が壁越しに銃弾を撃ち込むシーンでの光の乱舞など、低予算とは思えない仕上がり。インディペンデント・フィルムが評価されるきっかけとなった作品としても価値がある。