<ネタバレ>ジョージ・レーゼンビーは、コネリーのようなムンムンした男の色 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>ジョージ・レーゼンビーは、コネリーのようなムンムンした男の色気がなく、後のムーアやダルトン、ブロスナンらと比べても華がない。しかし、荒唐無稽な作風へと変わり始めていたシリーズの舵取りを修正し、リアリティ重視にした結果、本作はシリーズ中、最も異色で心に残る作品となった。全体的にアクションが抑えられているが、クライマックス、ブロフェルドの砦をヘリで急襲するシーンの格好良さは文句のつけようがない。悲劇的なラストは、制作年代を考えると、アメリカン・ニューシネマの影響を窺われるが、まんまと泣かされてしまった。レーゼンビーは本作限りの出演。[良:1票]