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<ネタバレ>期待に胸を膨らませた続編だったが、公開時は少々受け入れがたい内容だった。あれだけ偉そうにしていたモーフィアスも、ザイオンに戻れば一介の船長に過ぎず、その上には司令官やら評議員やらがいる(ここらへん『スター・ウォーズ』っぽい)。で、肝心のザイオンでは人々は洞窟の中で原始的な生活を送っており、モーフィアスのクサすぎる演説に「全然クールじゃない!」と唖然とした。無限増殖するエージェント・スミスとの戦いも気持ち悪いだけだし、正直落胆を隠せなかった。ただ、前作であれだけ「バーチャル世界でのクールな戦闘」を見せつけた監督の真意は、人間本来の肉体(洞窟での踊り)や愛(ネオがトリニティの命を救う)への賛美に満ちているのだな、と再度鑑賞して思った。ちなみに、カンフーは西洋人よりもアジア人(セラフ役の人)がやった方が格好良いことも再確認できた。