<ネタバレ>自国が滅びてゆくときの悲劇は、その滅びるものの大きさが、1国 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>自国が滅びてゆくときの悲劇は、その滅びるものの大きさが、1国であったり、1領地であったりとの差はあるでしょうが、ほぼ同じような終末であることは、多くの歴史小説や映画で語られてきました。第三帝国の終焉も同じようであったと改めて感じました。
●印象に特に残ったのはエヴァ・ブラウンの心からの明るさと、ゲッペルス夫人のりりしさでした。同様な終戦ものの「日本のいちばん長い日」では見られなかったドイツ女性の強さみたいなものを垣間見させられた気がしました。ベルリンの壁崩壊の2年前にベルリンを訪れ、いくつかの戦争記念物・建物などを見学したことを思い出しました。戦争の残虐さは広島・長崎に及ぶべくもなかった印象をもったものでした。