<ネタバレ> 内容としては前作の続きなので、観ていればより楽しめるが、観 .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 内容としては前作の続きなので、観ていればより楽しめるが、観てなくても『一応』話は分かるようになっているのは良かった。
逃亡したレプリガント(人造人間)を捕らえるために作られたレプリガントである主人公。今日もいつものように仕事(逃走レプリガントの排除)をしていると、大昔に製造されたレプリガントの白骨死体を見つけるが、調べると世界を揺るがすとんでもない情報が・・・・と導入部は引き込み十分。
その後も操作を続け少しずつ確認に迫っていくと、自身の出生にまつわる重大な謎に行き着くことにと、話のスケールがどんどん大きくなっていくので、2時間越えの尺もそれほど気にはならなかった。ただ希望としては捜査中にもう少しアクションシーンが欲しかったら、そうなると3時間越えの可能性も出てくるので致し方ない。
全体的なミスリードやどんでん返しも、コレまでに起こった大小含めた出来事や発言、『論理的にありえないだろ』『だが映画的ご都合展開と考えればありえるかも』等と言った妄想を膨らませると最後まで楽しめるしオチにも納得できた。
ただ難点もあり、主人公が敵の襲撃を受けて重要人物を連れ去られた際何故か殺されずに済んでいたり、その重要人物の護送も非常に手薄であっさり主人公の襲撃を許してしまったり等、ラスト30分辺りがそれまでに比べてご都合成分が一気に増大し、且つ、主人公が殺されそうになった所で第三勢力が介入等少し演出を考えれば自然な流れに出来たと思うだけに残念に感じた。
総評
流石に『SF映画の新たな金字塔』とはいかないが、十分楽しめた。
それと、謎を追い求める際の捜査や、ちょっとした人物の言動やコレまでの状況証拠からラストの展開に繋げたり、主人公が『優秀な捜査官』と言う自身の能力をしっかり活かしていたのはかなり好感触だった。