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<ネタバレ>つまらない。単純につまらないという表現を使うのは好みではないのだが、まさにこれ。
序盤で森山が東京でやってたアクションは良かったのだが、終盤のアクションはカメラワークのひどさや敵の本気で殺そうという動きに見えないなどマイナス面が目立って×。
わざわざ東京の地下通路を映したかっただけにしか見えない序盤の展開(なんであの建物に呼び出したの?)とか、ストーリー展開がよくわからんのがマイナス。
ロシアのロケも頑張っていたものの、結局主人公が解決するんじゃなくて、お前が出てくるんか!ってところもオチが締まらないなぁとがっかりしましたし。
そのうえ、多大な(?)犠牲を払って行ったことと言えば、国連で「闇金じゃぶじゃぶ投入して買った携帯で僕たちの記念写真を撮ったよ!今後とも僕たちをよろしくね!」というだけである。
資本絶対優位の現状を打破し、資本より大事なことがあるんじゃないか!?と資本絶対優位のアメリカに喧嘩を売った意図はわからんでもないんだが、そういう夢物語を実現させる手法が結局「金」なのである。日本軍が集めた闇の金。そこにウォール街が打撃を受けるほどのものなのだろうか?また資本主義に警鐘を鳴らすといっても、その資本を持って物事を訴える様は、いろんな「反○○団体」をほうふつとさせる滑稽さだ。
主張したい内容の是非はともかく、その内容と手段がマッチしてなくて、「やっぱ金の力には勝てなかったよ・・・」という状態。まあ金に変わる手段を「情」で訴えられるよりはなんぼかマシではありますけどね。「情」だけで物事を動かそうとすると、オールウェイズみたいな「ファンタジー」でない限りは嘘くさく感じるからね。
ロケやアクションでがんばりは見せているものの、見せ方や脚本が悪すぎて「つまらない」作品で終わってしまった。
これが邦画の限界なのか・・・とがっかりした映画。
金のかけ方とダメなところがアマルフィに似てるよねぇ。