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<ネタバレ>アン・ハサウェイの完璧な女性的プロポーションもよいが、マリオン・コティヤールのどこか癖のある美しさが、ある意味スタイリッシュすぎずこの映画にマッチしている。 作中に「仮面をかぶれば誰でもバットマンになれる」という台詞があったが、ゴードンやブレイクなどの警官達をはじめとして、仮面をつけないバットマンがゴッサムにはたくさんいる。彼らのおかげでバットマンは仮面をつけることができるのではないか。しかし彼らは決して″DARK KNIGHT″ではないんだろうな。 他の方が指摘するような矛盾も多々あるし、次々とカットが変わる一方で全体的に少し冗長すぎた気もする。しかし終盤に今までの伏線を次々と回収しもう一度観客を引き込むところは見事。故ウェイン氏、アルフレッド、ゴードン、ロビン、そしてブルース・ウェイン。ああ、BEGINSからRISESとはこれなのか、と。エンドクレジットでのTHE DARK KNIGHT RISESの文字が最後ずっしりと刻まれ、映画館のソファに沈みこんだ。