<ネタバレ>この監督さんの場合、常に「シックス・センス」と比較され、一般 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>この監督さんの場合、常に「シックス・センス」と比較され、一般人が思い付かない様な奇抜なオチを期待されるのが何とも可哀そう。
本作単体でみれば普通に面白かったです。
幼い娘さんが急成長しちゃっただけでなく、なんとまあご懐妊までしちゃってテントの中から登場するシーンは意表を付かれました。
一歩間違えば趣味の悪いコントになりかねない様な描写ながら、前振りが効を奏して気味悪くも印象深いシーンになってました。
私的には主人公夫婦が年老いていく描写も印象深いものでした。
旦那さんは目が見えなくなり、奥さんは耳が遠くなる。
普通はゆっくりと訪れる老化現象が短時間で現れた事への絶望的な思いと、それを受け入れざるを得ない妙に達観したかの様な描写は、私と妻の将来を考えるきっかけになりました。
オチはこの監督さん特有のズッコケ系では無く極めて真面目なもの。
このオチをどう捉えるかはこの(出たがりの)監督さんの何が好きなのか次第で評価が判れるのでしょう。
星新一や初期の藤子不二雄の短編と同じテイストで、私的には充分有りでした。[良:1票]