<ネタバレ>喜八色全開のスペクタクルと笑い満載の時代劇。登場人物は多いな .. >(続きを読む)
<ネタバレ>喜八色全開のスペクタクルと笑い満載の時代劇。登場人物は多いながらも、端役にいたるまでのキャラ立ちっぷりは見事。欲を言えば、嫉妬狂いの兄ちゃんはいい顔してたのにストーリー上での扱いが雑で、もうちょっと深味がほしかったです。
痛快・爽快・おちゃらけばかりではなく、シビアな側面もしっかりと描いていて、特に藤吉郎の爽やかな冷酷さは世間でトップに立つ人間の象徴ともなっているようで、やってることは結構酷いのについて行きたくなるような気持ちにさせられ、ちょっとゾっとしました。
そういった中でそれぞれの人物が別々の生き方をすることになりますが、どれが正しいと明示するわけではなく、単純な勧善懲悪の娯楽作になっていないところが憎い。
オープニングのタイトルロールがかっこよすぎ。