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<ネタバレ>何が理由かは分からないが、植物がまったく生えなくなってしまい、人類が見捨てて廃墟となってしまった地球で鉄屑収集ロボットのウォーリーがただひとり、ひたすらにスクラップの山を積み上げているシーンから物語は始まる。ウォーリーの友だちはゴキブリ一匹のみ…。
そんな孤独な日常の中に真っ白な無敵ロボット・イヴが突然現れてウォーリーは彼女に夢中になるのだが…。
何が新鮮かって、これまでのツルツル・ピカピカCG一辺倒のピクサー・アニメでは考えられなかった古びた鉄屑のサビやガラクタが醸し出す何とも言えないリアル感…。
観ていて思いだしたのは今から30年前にスターウォーズを初めて観たときの衝撃と感動。
ハンソロ船長のミレニアム・ファルコン号といい、ルーク・スカイウォーカーが乗っていたランドスピーダーといい、それまではピカピカの宇宙船がデーン!と出てくるのが当たり前だったSFの世界観を一気に変えてしまったあのリアルな感動が再び蘇って来ました。
そういえば、ダストシューターでゴミの中に放り込まれてしまうシーンなんかも実はスター・ウォーズへのオマージュだったりするのかも?レーア姫とイヴのツンデレぶりもどことなく共通しているし…(笑)
ほとんどセリフらしいセリフのないこの映画。ストーリーが進むうちにグイグイ物語の中に引き込まれて行き、しまいにはウォーリーの恋が成就するようにと祈るような気持ちで観ている自分がいました。(^^;