<ネタバレ>オープニング、早朝のマンハッタンの街並みにイエローキャブから .. >(続きを読む)
<ネタバレ>オープニング、早朝のマンハッタンの街並みにイエローキャブから降り立つヘプバーンに心躍りました。もの凄く雰囲気があって、その後の展開への期待値が跳ね上がりましたから。でも、そこが本作のマックスで、その後は下降線を描き上昇することは無かったです。本作のヘプバーンの価値観が分かりません。金持ちの男を狙っているようだけど、守銭奴という風にも見えず、単にわがままでアタマの悪い人に思えます。劇中に語られる「弟」が何かカギを握っているのかと勘繰りましたが、そうでもなかった。本当に名前の無いノラ猫のような女性だと思いました。最後まで付き合う男の我慢強さは相当のものです。彼女が美しいからでしょうね。
それとは別に、NYの街並みが半世紀前に見えないことに驚きました。石造りの建物が多いからかな。アパートの上階に住む写真家は日系人という設定のようですが、大声で文句を言わないと気が済まない性格は明らかに中国人です。