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<ネタバレ>いつもはインテリっぽいキャラが多いアレンが、久々にドジな小悪党を演じているのが楽しいです。トレーシー・ウルマンとの夫婦漫才はこれまたふたりの息がぴたりと合っていて見事なもんですが、今回はアレンの“役者としての芸”を堪能させていただきました。ただ前半クッキー屋が繁盛し出すまで30分で次の展開とはあまりにもテンポが速すぎで、残りの1時間が打って変ってモタモタしてるので余計にバランスが悪いことになってしまった感じです。予定調和がとれた様な終わり方も、この当時の他のアレン作品にも当てはまるけどマンネリ気味でした。アレンはこの後スカーレット・ヨハンソンを起用してヨーロッパで撮るようになり作風が変わってきましたが、自分でもマンネリ化を意識してたんではないでしょうか。