<ネタバレ>キャラ的には申し分なかった。
まず、ラッセル・クロウのマキ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>キャラ的には申し分なかった。
まず、ラッセル・クロウのマキシマス、大軍団を率いても、小集団を率いても、一人の剣士として戦っても……ひたすら強い、最高。
それから、ホアキン・フェニックスのコンモドゥスの壊れっぷりも名演だったし、ルッシラもすごく綺麗で弟をシスコンにするだけの説得力があった。
あと、マキシマスが死んで、幻の中で妻子の元へ帰っていくラストシーンには少し泣けた。
ただ、ストーリーがねえ、歴史をまともに学んだこともない脚本家がアメリカ的な価値観をローマ時代に当てはめるのは毎度のこととはいえ、勘弁してほしかった。
もともと民主制あるいは元老院による政治で行き詰ったから、シーザー、アウグストゥスによって帝政が導入されたわけで、しかもこの映画で描かれる直前の時代は五賢帝の時代で、長いローマの歴史の中でも一番皇帝による政治がうまく運用された時代。
そんな時代に皇帝自ら、帝政を廃止して元老院とか民衆に政治を戻せとか言うはずがない。
アメリカ人って古今東西自分の価値観が絶対って信じてるだなと、よくわかる映画だった。
平成24年2月12日再見 よくよく考えれば、これもロビンフッドと同じようにまったくのフィクションなんだから、共和制とかのほんの添え物の部分に拘って、減点するのはいささか頑なかと。結局この映画は、マキシマスの男らしさとルッシラの美しさ、そしてラストシーンの悲しさを堪能できれば十分ということで+1点
平成27年8月17日 なぜだが全く食欲がわかないので-1