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<ネタバレ>正直に言うと、中盤は展開が少なく退屈に感じた部分もありましたし、映画としての満足度はいまひとつです。
それでもこの映画で優れていると思ったのは「死者と交信をすることで、傷ついてしまう」人たちの姿を描いたところ。
彼の兄は商売に役立てたいのだけど、ジョージは「これは能力なんかじゃない、呪いだ」と言っている。
初めてこれを言ったときに、この言葉に共感する要素は少ないです。
それを料理教室で出会ったメアニーのエピソードで痛感させてくれます。
それでも双子の兄のジェイソンが、弟のマーカスを救ってくれたことを教えてくれたことで、ジョージは少し救われたのでしょう。
そして「手を取ること」はジョージにとって死者と「繋がる」ための方法だった。
それでもラストでは生きる者と繋がるために、自ら彼女の手を取った・・・。
そう考えると、とてもいいラストシーンです。
何かを失った生きる人たちの物語でした。