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<ネタバレ>H・G・ウェルズ原作のジェイムズ・ホエールの映画版「透明人間」が元ネタということで、"元祖"透明人間のリブートということになるのだが、透明人間の現代版は20年も前にバーホーベンが「インビジブル」でもうやっちゃってるし、「姿は見えなくても殺意は見える」みたいなキャッチ・コピーまで同じと来ている。
二つは全くの別物で原作もそれぞれ違うが、透明人間を現代的なアプローチで描くというコンセプトが同じでは印象が被っても仕方ないというもので、もう少し新味が欲しかったというのが正直なところ。
透明人間の正体も捻っているとは思うけど、何と言うか・・・SFではもはや定番の姿が見えなくなるギミック(という表現に留めておく)がようやくここに来て「透明人間」に使われた、という何とも複雑な気分だった。