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<ネタバレ>映画館で見たキングコングで、1933年の時代を現代に置き換えたもの。カラーでスケールも大きくなったばかりか、当のキングコングもずいぶんでかくなった。それに前作よりもさらに人間に近いコングで、むやみに暴れ回る怪獣ではなく、時には怒り時には優しい心を持つ人間に近い動物だ。
最初見たときは、この感情を持つコングが非常に好きだったし、前作を上回るとさえ思った。映画の人気も高く、日本でも大ヒットしたと思う。
しかし今改めて見ると、作りすぎで嫌な気持ちの方が強い。美女ドワンがコングを思いやる気持ちや逆にコングがドワンに恋することなどなど。
ラストが近まるにつれますます不自然さが増してくる。エンパイヤ・ステートビルをツインタワーに変更した理由は何なのか。島の風景と似ているといっても、ライトが孝行と点いたビルはいくら何でも。そして醜いラスト、容赦なくコングを撃ち殺すシーンは、ベトナム戦争での米軍の横暴さを見るようだ。(ベトナム戦争は大規模な北爆を繰り返したにもかかわらず、この映画制作の前年に米国が敗北撤退)