東京のど真ん中で大ロケーションを敢行した作品だと、
公開当 .. >(続きを読む)
東京のど真ん中で大ロケーションを敢行した作品だと、
公開当時は、大作と銘打った宣伝を随分と目にした。
事件の流れそのものは決して悪くないし、推理物としては一応ヒネリもオチもある。
環境問題へのメッセージ性も織り込まれているのだが、なぜだか面白くない。
映像があまり良くないということもあるのだが、一番の原因はあまりにもダサイ演出。
特に終盤からラストにかけてのシーンなんて、まるでテレビのサスペンス劇場並である。
いったい、いつまでこのシーンを見せ続けられるんだ?と、かなり困惑した覚えが。
ここまでくどいと、お話の流れは完璧に止まってしまう。
結果、娯楽大作とは成り切れず、センスの悪さだけが目立った作品になってしまった。
ひと言で言えば、推理物の2時間ドラマに毛の生えたような映画。