<ネタバレ> 恋人と喧嘩した客室乗務員。ベテラン映画女優。とその秘書?。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 恋人と喧嘩した客室乗務員。ベテラン映画女優。とその秘書?。飲んだくれ3人組。どっかのコメディアンみたいな人。シスター。航空会社の社長婦人と息子。腎臓移植のために移送される女の子。
それぞれの性格、個性、人生、事情をわかりやすく、短時間でまとめてくれた前半。
そして事故が起きる後半。
それまで違うベクトルを向いていた人々が、事故が起こった瞬間同じベクトルを向くこの一瞬がたまらないです。
おそらく人生において交わることがないだろう人々が、事故によって「生存」という共通の目的を持つ瞬間。
とても良いです。これがパニック映画の醍醐味です。
腎臓移植の女の子はともかく、それ以外の人々がそれぞれ抱える悩みや不満が、事故と比較対照化されることで急にちっぽけな物に感じます。
生命以上に大切なものはないという事に気付く瞬間です。
そういえば、小さいころ悩んでいたら、よく母が言っていました。
「命までとられるわけじゃないんだから」
まさにその通り。究極の極論を映像化してくれるパニック映画は最高です。
でもみんなちょっと落ち着くの早すぎです。