<ネタバレ> スポーツ映画ならではのカタルシス・・・なし。青春映画ならで .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ> スポーツ映画ならではのカタルシス・・・なし。青春映画ならではの爽快感・・・なし。恋愛映画ならではのドキドキ感・・・なし。ないない尽くし。可も無く不可もなく。退屈はしません。ただこの映画ならではの取り柄がないだけです。
こーゆージャンルはベタで良い。ストレートなストーリーのほうが個人的に好ましい。この映画はやや変化球気味。このスポーツ自体が白昼の爽やかなものではなく、夜のアンダーグラウンドな世界。これがそもそも思っていたイメージとなんか違うのです。爽やかで可愛らしいパッケージとなんか合致しないのです。
そしてルールがいまいちピンとこない。メジャーなスポーツではないのかもしれない。だからこそ誰が見ても盛り上がれるような工夫が欲しいです。
映画という限られた時間。だから主人公は最初から才能がある。それはいいよ。よくある話だし。天才系は嫌いじゃないし。でもだったらもっと盛り上げてください。周囲の人間がもっと驚くような演出なりパフォーマンスを入れてください。中途半端な才能は期待はずれになっちゃいます。
それは家族も同様。父親が突然娘の擁護にまわっちゃう不自然さ。ここを不自然に感じさせないのが大事。母親までもがラストは感動しちゃって娘を応援するような、そんなスーパープレイやドラマチックな演出が欲しいです。
彼氏の存在は、今作ではブリスの好感度を下げる効果しかないので要りません。
友人がパクられた原因をブリスのせいにするのは逆恨み。しかもそれに対しブリスが謝っても許さないシークエンスが不愉快です。こーゆーエピソードって必要だったのでしょうか。
エレン・ペイジをはじめとした主要人物の魅力、個性はよく描けていると思います。
ドリュー・バリモアとジュリエット・ルイスの二人が完全に脇に徹していて、なんだか世代交代の波を感じますね。[良:2票]