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<ネタバレ> 前半は「私は誰でしょう?」のノリに始まり、リアルかくれんぼで超ハラハラします。捜す方も隠れる方も本気モード全開。マクレーンが良い感じですぐ行き止まりにぶつかるのもナイス。「巨大ビルという密閉された空間」という状況設定が、もの凄く活かされています。
後半、正体がばれてからは、本格的な知恵比べ合戦+アクション開始。
とにかく、お互いがどこにいるのかよくわからないものだから、いつも誰かが潜んでいたり狙っていたりするんじゃないかっていう緊迫感がたまらないのです。
多くのアクション映画では、割りとおざなりにされがちなデティールにこだわっていながら、アクション映画としてのスピード感や軽快なテンポを損なっていないのも素晴らしい。
そして魅力ある脇役のみなさま。
味方の側で脇役が光る名作は数多くあれど、この作品のように悪役側で脇役に個性ありまくりの魅力タップリっていうのはおそらく珍しいんじゃないですか?
次々と華麗にその命を散らしていく悪役のみなさん。そのひとつひとつの命によってこの映画は輝いているといっても過言ではないですよ。
この作品ではトランシーバー使っていましたが、今だったらラインでつながっちゃうんですかね。そういった意味でも、この時代だからこそ創ることが出来た作品かもしれないですね。[良:2票]