<ネタバレ> まず、長い。必要な尺ならまだしも、『アケロン号を追っかける .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ> まず、長い。必要な尺ならまだしも、『アケロン号を追っかけるだけ』の2時間強、これを冗長と言うのでしょう。
そしてこれだけ時間をかけているのに、人物が全然頭に入ってきません。描き方が中途半端で、個性が足りません。
だから、『海に落ちた後見捨てられる人』『自殺する人』『最後の戦いで命を落とす人』と、描かれている戦の悲劇が、観ている側にほとんど伝わりません。それこそが最大の悲劇と言えましょう。何か起こっても、『そもそもあんた誰だっけ』状態です。
で、その分ストーリーで盛り上げてほしいところなのですが、これがまたつまらない。本当に面白くない。
私はラッセル・クロウが好きで、更にはポール・ベタニー演じる船医が凄く良かったので、何とか最後まで見ることができたという感じです。
それに、冒頭とラストの戦闘シーンは緊迫感があって良かったです。
ただ、正直映画として見る価値はほとんど無いようにも思われます。どちらかと言えば、製作サイドの自己陶酔型映画と言えそうです。
ラストのオチも好きじゃない。
こーゆー作風だからこそ、爽快な勝利を信じて最後まで見ていたこちらの気持ちはどーなんの、っていうオチでした。[良:1票]