あの赤ジャケットのジミーがここにいる。J・ディーンを“永遠の .. >(続きを読む)
あの赤ジャケットのジミーがここにいる。J・ディーンを“永遠の青春”アイコンたらしめた有名作ではあるけれど、J・ディーンが際立った存在感というのみ。今観ると高校生の苦悩にしてはやたら幼く、人の死すら演出上のお飾りになっていたりで、ストーリーはどうにもご都合主義。だけど、やっぱりジミーがいるから。若さゆえの傲慢さとその裏腹の自信の無さ。伏し目がちの、奥行きのある表情。ジャケットとジーンズでそこに佇むだけで放つ強烈なオーラ。彼一人だけが、周囲と別物の演技をしている。点数はジミー盛り。彼がいなかったらかなりのマイナス。