<ネタバレ>スピルバーグが宇宙戦争で、しかもトム・クルーズ主演ときた日に .. >(続きを読む)
<ネタバレ>スピルバーグが宇宙戦争で、しかもトム・クルーズ主演ときた日には基本へそ曲がりの私はずっと敬遠していた映画。いや、でもこの手際の良さというかベタの完成度の高さはさすがスピルバーグ。CGの洗練されてること、画は凄いし、脚本でもたつくスピルバーグではないわけで、展開もスピーディ。ウェルズの原作を映像化した最高作と言えるのでは。
トム・クルーズが手を抜かない仕事をここでも見せている。冒頭の数分でこの家族の関係が見事に説明されていて巧いなあ。トムは前の奥さんから見たらおそらくデカい長男みたいなもんで、てんで頼りにならなかったのだろうな。そのお子様父ちゃんが未曾有の危機に襲われて一人の父親になってゆく、その成長ぶりもこの話の柱のひとつに感じた。トムをスルーして兄貴に頼っていた長女も、最後にはトムの手を握る。娘のことを何も知らなかった事実に打ちのめされて、即席でなんとか子守唄を歌うトム・クルーズにワタシは感動してしまいました。