ドイツ統合をめぐって起こる家族の悲喜劇。あまり笑えず心が揺 .. >(続きを読む)
ドイツ統合をめぐって起こる家族の悲喜劇。あまり笑えず心が揺さぶられることもなかった。
冷戦終結・東西ドイツ統一と家族愛、二つの物語が絡み合い歴史の大きなうねりに巻き込まれる庶民の姿を描く。親子の愛情に重きを置いたテーマ設定はよいが展開が単調。
架空の設定で相手を信じ込ませる手法はG・シートンの映画「36時間」やテレビ「スパイ大作戦」等でお馴染みだが、本作は家族の物語が主とはいえ、場所が場所だけに “嘘もつき通せばそれが真実になる” プロパガンダに通じる怖さがある。