<ネタバレ>ガリレオの時代から、科学と宗教の深刻な対立はあった。時として .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ガリレオの時代から、科学と宗教の深刻な対立はあった。時として科学の発展は、ガリレオの時代にも神の領域を侵すものとされ、神への冒涜と弾圧されることも。教会から弾圧された歴史を持つイミナリティの復讐劇。――と見せかけた陰謀が顕わにされるラストのどんでん返し。
でも、最初からユアン・マクレガーに怪しい臭いがプンプンしていたので、意外性もなくやっぱりかとの印象。
ストーリーにはどうにも都合の良すぎるツッコミどころがチラホラ。殺し屋が犯行現場を見られながらラングドンとヴィクトリアを見逃してやったのはありえない。また、カメルレンゴをすぐに捕らえずに焼身自殺する猶予を不自然に与えてしまったのも、教皇選出の煙の演出のためというあざとさが見えてしまう。
スケール感と雰囲気は重厚で壮大だけれど、中身がそれに付いていっていないのが残念。
キリスト教に疎いためにこうしたキリスト教絡みの映画は深い意味が汲み取れずいつもピンとこない。