<ネタバレ>ヒロインが嫌味で無表情な年増おばさん、準主役が差別主義の暴力 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ヒロインが嫌味で無表情な年増おばさん、準主役が差別主義の暴力警官。
主人公を好きになって作品も好きになれるタイプなのだが、本作は二人とも大嫌いなキャラなのに、作品としては好きになったのはすごく珍しい。
娘をレイプして殺した犯人が未だにつかまらず、それも自分が娘に投げた言葉のせいで事件につながったとなれば、あんな風に攻撃的になってしまうのもわかる気がする。
触れた者が火傷するような激しい姿の内には、どうしようもない悲しみと自分への怒りが満ちている。
二人は結局あの後どうしたのだろうか、余韻を残すラスト。
フランシス・マクドーマンドがこれ以上ないほどに役にハマってる。