<ネタバレ>詩情が感じられる映画。
聾唖のカップルがメインなので、会話 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>詩情が感じられる映画。
聾唖のカップルがメインなので、会話がほとんどない。
黙って寄り添う二人が微笑ましい。
説明的なものを一切排して、淡々と静かに映像で語りかける。
茂の事故場面や貴子の涙も見せず、行間を読ませるような作り。
その行間を垣間見せるラストの回想シーンと音楽が切ない。
ただ、そこに至るまでが静かで淡々としすぎて少し退屈。
サーフィンが好きならもっと楽しめただろうけど。
障碍者を描きながら、障碍者を意識させない青春映画。
北野映画にはバイオレンスのイメージのほうが強いが、こういう引き出しも持っていることに懐の深さを感じる。