<ネタバレ>どうしようもない薬中たちの青春グラフィティ。
ドラッグには .. >(続きを読む)
<ネタバレ>どうしようもない薬中たちの青春グラフィティ。
ドラッグには縁のない人生を送ってきたので共感はできないが、別世界を覗き見るようなおもしろさはある。
不気味な禁断症状の幻覚にも軽快な音楽が疾走感を醸し出す。
泥舟から抜け出すように仲間を裏切って逃亡する主人公。
ラストで堅気になる決意を表すモノローグに、棘のようなものを感じて余韻を残す。
「そうやって平穏に暮らすのさ。寿命を数えながら」
自分たちをクズとしか見なさない、世間の一般常識から外れない人たちへの皮肉も込められているようで。