映像の迫力には圧倒されるが、ストーリーが難解すぎる。
まる .. >(続きを読む)
映像の迫力には圧倒されるが、ストーリーが難解すぎる。
まるで、ピカソの絵。
初見では、「進化」「神秘の力」「人間を超えた存在」「壮大で荘厳な世界」というようなイメージは感じた。
でもそれは、点として認識するだけで、線として理論的に整理することができなかった。
解説やキューブリック自身の言葉を知り、そのあと観直して、ようやくそのイメージは一つの線になって有機的につながった。
映画というより、音楽や絵画に近いようなアート。
ストーリーが理解できないと気持ち悪い向きには、こういう芸術的、感覚的作品はきつい。
ただ、場面場面の映像は、インパクトがあるので心に残る。
1968年にこの映画を作ったというのは驚異的。
でも、自分が求めている映画ではなかった。
何度か観直すことが前提で作られたような作品は、性に合わない。