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<ネタバレ>ジェームズ・マンゴールドによる「ウォーク・ザ・ライン」「17歳のカルテ」「アイデンティティー」に並ぶ傑作。
今後もマンゴールドの最高傑作の1つとして語られる作品だと思う。
「決断の3時10分」のリメイク。
前作を遥かに上回るメリハリとテンポの良さ、充実したガンファイト。
静かな前作も良かったけど、本作は娯楽にもドラマにも力が入った充実振り。
冒頭のシーンや仲間が集う場面もよりドラマティックとなり、鉱山での銃撃戦はかなりの見応え。
主人公が孤独な戦いに追い込まれていくシーンも説得力が増した。
ラッセル・クロウの二面性と葛藤を強く感じられる演技、
クリスチャン・ベールの素晴らしいチンピラ振り。
この二人が立場を超えた絆を結ぶやりとりは面白い。
何より二人共良い髭面!
ベン・フォスターの冷酷さ、
ピーター・フォンダの渋みのある演技も見事。
ただラストは意見が分かれると思う。
前作とあまりに違う顛末だが、主人公が最後まで孤独と向き合い、自分の正義を貫いたのは良かったと思う。
そんな映画。
世間的にも世界的にもリメイク版の評価の方が上のようだ。俺はどちらも好きだぜ。