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ロバート・ワイズのミュージカルはあんま好きじゃないんだよなー。
「罠」とか「地球が静止する日」とか普通の映画の方が面白いし。
それでも、ブロードウェイの狭い空間から飛び出し、のびのびと弾け飛ぶ若き俳優陣の熱気!踊る、踊る、踊る!
腹の底からエネルギーを放出する叫び。
生きる活力をガソリンにして注入されるようなパワーに溢れている。
ストーリーは小さな不良グループ同士の抗争という筋書きだが、
宗教争いや全ての戦争に対するメッセージも刻まれているのだ。
歌唱シーンの吹き替えはかなり残念だけど、それでも体を震わせる熱意をひしひしと感じられる。
ナタリー・ウッドの演技、マーニ・ニクソンの力強い歌声。
文字通り怒りに満ちたものがある。
リチャード・ベイマーの演技、
ジョージ・チャキリスの存在感も凄かった。トレードマークの赤のように燃え上がるダンス、
リタ・モレノの情熱的な踊りも見事。