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<ネタバレ>「ブレードランナー」そのものについてのレビューは「ファイナル・カット」でさせてもらった。
今回は、「インターナショナル版」のクライマックスについてコチラで語らせていただきたい。
オリジナルやファイナル・カットのラストシーンは好きではある。
生死を賭けた戦いから戻り、大切な人と生きる喜びを分かち合う。
そして二人は生きるために家を去っていく。エレベーターの扉が「ガシャン」と閉まり、物語は不安を残したまま黒をバックにした背景のエンディングに突入して終わる!
これはこれで好き。
ただ、二人の行く末を明るく照らす「インターナショナル版」。
これが何故か一番心に響く。
それはデッカードの心理描写があるからでは無い。
上記の不安な様相から一変して、美しい森を二人で走り去る場面。
今までの不安に満ちた生活から解き放たれたように明るい表情をしてるんだ。
こっちも解放されるよ。ロイが放った白い鳩のように。