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<ネタバレ>往年の西部劇、ファンタジー、ホラー映画をオマージュして練り上げ現代に蘇らせた「インディ・ジョーンズ」シリーズ。
スピルバーグが「007みたいなノリの西部劇」を創りたくなり、
「スターウォーズ」のジョージ・ルーカス監督がノリノリで制作している辺りもうお分かりであろう。
主人公インディアナ・ジョーンズが危険を犯して宝物を手に入れていくストーリーは子供の頃からハラハラドキドキで楽しんで見ていたが、ドギツイくらいのB級ホラー要素には心臓バクバクでどう回避しようかアレコレ悩んだものだ。
命懸けでロマンを追い続ける主人公はいつも心強い。
鞭でターザンしたり、
空中から絨毯で雪山にダイブしたり、
ヤクの幻覚作用から火傷で目覚めたり、
大荒れの海から浮き輪一つで生還したり、
崖から戦車と一緒に落ちてケロッと生きてたり、
核実験場を冷蔵庫に入って生還したりと、アンタ何処のレプリカントだコラ。
やっぱり聖杯飲んだ人は違うね。
これ以外にもツッコミ所満載で、それを超A級のスリリングなアクションでフルカバーしている。
そしてドンデン返しの「お約束」。
それらの要素が互いに支えあって、この至高の娯楽映画を完成せしめているのだろう。
シリーズ毎のテーマも面白い。
「レイダース」は失われた歴史と燃えるような恋、
「魔宮」は土着文化の風習、
「聖戦」は永遠の命と親子の絆、
「クリスタルスカル」は原点回帰と家族愛、そして裏切りがテーマ。
ジョーンズを巡る友情、恋愛、野望の渦もシリーズさながらの厚みがある。
4作目からCGがふんだんに使われるが、CGじゃないと出来ないような映像も堪能できる。
考えるのでなく、純粋な気持ちで「楽しむ」。
それがこの映画の真髄なんだろうね~。