<ネタバレ>アダルトで怪奇なラブ・ファンタジー
異形の生物をあつか .. >(続きを読む)
<ネタバレ>アダルトで怪奇なラブ・ファンタジー
異形の生物をあつかった映画は数多ある。また異形と美女の愛を描いた映画もある。
だが(異形の水棲人間よりもむしろ)人間の美しさと醜さを生々しく描写し
同時に、純粋な【恋の成就】をオブラートに包まず、美しくもグロテスクむきだしのまま
観客に投げつけてきた映像は・・・かつて無かったのではないか。
まあ、これで泣ける人は少ないかも知れないが・・・わたしは泣けたよ。
しいて言えば、ドラマの構造も似ている『E.T.』と並ぶ傑作だと思う。
なぜ水棲人を好きになるかは、芸術家タイプの人だと理解できるでしょう。
ラストの後は二人はどうなったか?オープニングを見ると、これは回想ドラマだとわかる。
アマゾンの水底、ベッドに眠る女性はイメージではなく…その後のイライザの姿。
では、冒頭のモノローグで“すべてを破壊しようとしたモンスター”と呼ばれているのは誰か…
映画を観た後ならわかるはず。