<ネタバレ>人間の顔をした"悪魔"に気を付けろ。
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<ネタバレ>人間の顔をした"悪魔"に気を付けろ。
そこには奇跡も魔法もないんだよ。
怪しげなビラに記された地図に導かれ、満たされない日々を送る男が体験する悪夢。
欲しいものと引き換えに悪魔に魂を売り渡す契約をしたが最後、
台本通り動く操り人形の如く、地獄へと一直線。
現実と虚構が曖昧になっていく中、道化師の呪文に右往左往される悪魔が笑いのツボに入った。
どこか既視感があると思ったら、過去作の『ドン・ファン』の要素も多少入っているのだろう。
もう一度言うが、人間の顔をした"悪魔"に気を付けろ。
心の隙間に入り込み、魂を食い物にする。
序盤に主人公とすれ違って逃げた男、新聞紙に包めた身体の欠片を見るに、
奈落への入り口に我々は立っている。