まず大きな路線変更、前作が密室に二人という、緊迫感の有る中で .. >(続きを読む)
まず大きな路線変更、前作が密室に二人という、緊迫感の有る中でのサスペンスだったのですが、
今回は複数の人間対ジグソウというパニック形式を採っているという事、
前作の面白さはもしかしたら相手が真犯人なのではないか、
という不信感によるものだったけれども、今回はまあそうではないだろう、と意識の元で観る事になる。
ここでの方向転換は微妙な作業できっとかなり神経をつかったのだろうけれど、
概ね二作目としては及第点になったのだと思う。
回答は実は目の前にあるという、皮肉も単純でこうしたどんでんがえしスリラーが好きな人間には、
正直、やっぱりね。という程度のものではあるけれど、見せ方が巧いせいで、すんなりと見られる。
唯一ギミックの部分がちょっと単純で、その部分ももう少し頑張ってほしかった。
撮影・演出はともかくアイデアがちょっとね。ここ頑張らないと実は何にもならないのですよ。
まあ、及第に出来ただけでも素晴らしい、しかし5点。